春季リーグ戦では調子に乗れなかった法政大学、前回は引き分けとなったが、この試合では法政の上手い攻めに早稲田は振り回されてしまう。中盤での展開は両者互角であり早稲田は�I吉田の個人技などで法政陣内へと攻め上がるがチームとしての連携が見られなかった。一方グランド全体を使ってのパス展開と、高いゴール決定力で法政は着実に点を重ねていく。終わってみれば1-7と完敗であった。

　試合は終始早稲田ペースで展開。前半、後半共攻め続け早稲田サークル付近でのプレイはほとんどなかった。得点もPC、フィールドゴールで6点をあげる。ただ格下相手ということで本来であれば二ケタ得点も十分に可能であったが、初戦でありまた正午の時間帯による暑さ（グランド上の気温はかなり高い）を考えればまずまずのスタートと言えよう。

　前半開始早々の5分、PCから東海学院に失点を許すが、直後には早稲田がPCのチャンス。しかしこれはシュートがアップとなってしまい得点できず。その後前半はほぼ東海学院ペースで進む。何度か決定的なチャンスを与えてしまうが、GK�N森川の好守と相手のミスで追加点をゆるさず0-1で前半を終了。
　後半は早稲田が反撃をしかけ、両者互角の展開。共にPCを含む得点のチャンスがあったがゴールすることはできない。後半30分、早稲田は主将�K藤本の負傷退場というアクシデントで絶対的なピンチに。焦る早稲田は必死に攻撃をするがゴールを割れない。試合終了直前（おそらく1分を切っていた）東海学院陣の左サイドの攻撃で、早稲田のセンタリングをサークルトップに駆け上がってきた�M吉川が右に流れながらシュート。これがみごとゴールとなり同点、そして試合終了。決着はPS合戦へ。PSは早稲田が5人全員が落ち着いてゴールを決め5-4で勝利。試合終了直前に追い付き、PS合戦で逆転と劇的な勝利であった。