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人工芝グランド施工資金募集趣意書 

拝啓 青葉の候、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
早稲田大学ホッケー部が、スケートホッケー部としてその歴史を刻み始めてから八十有余年を標しました。永い歴史の間には種々な出来事があり、大学の風潮も時代と共に変わり、世の中も色々と変遷してきましたが、汗と感激の涙で受け継がれ築かれてきた歴史は、母校ホッケー部に流れる魂と共に変わることなく綿々と受け継がれておりますことは、同慶の極みとするところであります。
 近年のホッケーは人工芝グラウンドが必要とされ、各校に相次いで導入されてから練習環境の向上、チーム戦力アップが着実に図られており、脅威をすら感じる現状になってまいりました。我が校、吾が部もと、永く渇望しておりましたところ、この度、われわれの要望に対し、大学当局から、「貴倶楽部で必要資金の2分の1程度を集められれば、年度内着工も可能」との示唆を得ました。
この機会に人工芝化を達成しなければ、この先、何十年と実現の可能性は無くなり、それにともなう将来への影響は図り知れません。
言うまでもなく、人工芝化が実現すれば、天候に左右されない練習で、計画的なチーム作り、学院への指導強化・融和からくるメンバー増、確保等メリットは多く、男女チーム共、リーグ戦、全日本戦への実力向上の原動力となります。
また、2003年春に移転した現在のグラウンドは、住宅に隣接しており土埃が舞うクレーのグラウンドでは、何らかの対応を求められるのは必至であります。
依ってこれら実現の為、募金の義を興すことと致しました。
長引く不況・何かとご入用の時期にお願い申し上げるのは、心苦しい限りですが、当倶楽部の大学ホッケー部強化への熱意の具象としたいと思いますので、何卒趣旨をご理解の上、ご支援賜りますよう切にお願い申し上げます。
末筆ながら皆様のご活躍とご繁栄をお祈り申し上げます。


敬具

稲門ホッケー倶楽部 会長
佐野 二郎

備考:募金計画概要や募金方法については、別途郵送される「稲門ニュース」をご覧下さい。また「稲門ニュース」の郵送が届かない方はお知らせ下さい。別途メールにてご案内いたします。

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