平成23年度春季関東学生リーグ日程&試合結果  

 ※今回は東日本大震災の影響により、トーナメント方式にて実施されます
 
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男子チーム

 ■平成23年度春季関東リーグ(1部)

1回戦       早稲田● 2−5 ○法政   (5月8日9:00 慶応日吉グランド)
敗者戦      早稲田○ 3−0 ● 一橋  (5月14日9:00 東伏見グランド)
5-6順位決定戦 早稲田● 0 -1 ○農大   (5月29日15:00 東伏見グランド)
<男子1部リーグ最終結果>
   優勝:
山梨学院大 A慶應大 B法政大 C明治大 D東京農大 E早稲田大 F駿河台大 G一橋大    

女子チーム

 ■平成23年度春季関東リーグ(1部)

1回戦      早稲田○ 8−0 ●立教     (5月8日11:00 東伏見グランド)
2回戦      早稲田● 0 -1 ○駿河台   (5月15日15:00 日吉グランド)
3位決定戦   早稲田○ 2 -1 ●農大    (6月5日13:00 東伏見グランド)
<女子1部リーグ最終結果>
   優勝:
山梨学院大 A駿河台大 B早稲田大 C東京農大 D慶應大 E成城大 F立教大 G防衛大  


試合レポート

男子

早稲田● 2−5 ○法政  (5/8 日吉グランド)

 今年の春季リーグ戦は東日本大震災の影響により日程が短縮されたことからトーナメント方式となった。そのため初戦はその勝敗によって上位下位が決定してしまう重要な試合となる。対戦相手は過去の対戦でも分の悪い法政大学だ。
 前半立ち上りは法政がやや押し気味の展開だが、10分、早稲田はPCからA田中が先制点を決め幸先の良いスタート。20分には法政にPCから失点され同点とされる。その後両校ともPCを含め得点チャンスがあったがゴールまで結びつかない。30分を過ぎこのまま前半終了と思われていたが、終了直前、早稲田が攻め上がったところを逆に法政のカウンター攻撃からあっさりとゴールを奪われてしまい1-2で前半を終了する。
 後半に入るとスタミナ面で勝る法政の攻めが目立ち始める。5分、法政のPCから失点されると後は法政ペースに。時折早稲田も攻め上がるが終盤でボールがつながらずフィニッシュに持ち込めない。15分には再び法政に早稲田サークル内に持ち込まれそのままシュートを許し失点される。その後は早稲田は法政陣内へ攻め込み、M吉川がゴールを決め1点を返すが、後半終了間近の33分、法政に攻め込まれたところをそのまま失点を許し結局2-5で試合終了となる。
 法政にはこれまでの結果から苦手意識はあるが、今回のゲームを見る限りではスタミナ、各選手の状況判断、ボールに対する執着心、組織プレーのどれをとっても法政が一枚上であったように思う。また技術面ではディフェンスの弱さ、精神面ではチームとしての結束力の弱さを感じた。次の試合まであまり時間的余裕はないが、今回の反省点を踏まえ、3年生、4年生を中心にチームの在り方を今一度見つめなおしてほしい。 

                 
       
早稲田○ 3-0 ●一橋  (5/14 東伏見グランド)

 春季リーグの初戦・法政戦で敗戦を喫した早稲田は下位チームのトーナメントに回った。第二戦の相手は一橋大学。残り一つとなった大学王座の出場権を獲得するためには、この一戦で良い形で勝利をおさめ、5位決定戦につなげたいところだ。
 早稲田のセンターパスで試合開始。前半3分に早稲田がPCを獲得。しかしA田中のフリックシュートはGKにセーブされ波に乗ることができない。前半7分にはF福井がリバースシュートを放つが、これもGKにセーブされ、チャンスをモノにできない。徐々に流れが一橋に傾き、前半9分にはPCを与えてしまう。合計3回PCが続いたがここは一橋のシュートミスにより難を逃れた。その後、早稲田がボールを支配する時間が続く。前半14分には早稲田が打ち込みからPCを獲得し、再びA田中がフリックシュートを放つがシュートは枠の外。前半22分にM吉川がPCを獲得。パントのQ石尾→パサーの吉川とつなぎ、吉川がゴールを決めてようやく先制点を挙げる。その後も、チャンスはあったが一橋の粘り強いDFに阻まれ得点を挙げることができない。前半32分にはアウトレットのパスミスからボールを奪われ、リバースシュートを打たれるなど精彩を欠き、1対0という僅差で前半を折り返した。
 一橋のセンターパスでスタートした後半は開始早々、一橋の選手にイエローカードが出され、数的有利な状況になる。しかし全体的にミスが目立ち、数的有利な状況を生かすことができない。後半14分にQ石尾がドリブルで切り崩してシュートを放ち、一度はGKに阻まれたが、そのリバウンドを自ら押し込みゴール。ようやく2点目。後半23分、6度目のPCを獲得し、石尾がパントフリックを決めて3−0。後半だけで一橋に3枚イエローカードが出され早稲田にとって有利な状況であったが、得点を挙げることができずに3−0というスコアで試合終了。「試合に勝利する」という最低限の目標は達成できたが、課題の多い一戦となった。
 次戦・5位決定戦の相手は東京農大。 王座出場権獲得のために負けられない一戦となる。今のままのチーム状態だと、厳しい一戦になるだろう。今年の4年生は、1年生のときに王座に出られず、悔しい経験をしているはずだ。同じ悔しさを味わうことがないように、残り2週間、チームの中心として意識を高く持って練習に取り組み、王座出場権を獲得してほしいと思う。
 

早稲田● 0-1 ○農大  (5/29 東伏見グランド)

 春季リーグ第3戦(5/6位決定戦)の相手は、東京農大。6月に開催される大学王座の出場権をを賭けた早稲田にとって、絶対に負けられない一戦だ。
 雨天の影響で、予定より10分早い14時50分に東京農大のセンターパスで試合開始。グラウンドコンディションが悪くボールが止まってしまうため、スクープが飛び交う試合となった。序盤は一進一退の激しい攻防が続く。早稲田がやや押し気味に試合を進めるが、前半17分、左サイドを崩されて農大にPCを与えてしまう。このPCを防いだかに見えたが、早稲田の反則により再びPC。これをゴール左下にフリックで決められ、先制点を与えてしまう。同点に追い付きたい早稲田は、A田中、L羽田のスクープやロングパスを中心にチャンスを作るがシュートまで持っていけず、PCも奪えない。一方、農大は20分、27分にPCを獲得。この2つのPCは早稲田DF陣が守り切った。前半終了間際に、ようやく早稲田がPCを獲得。1本目は相手の反則を誘い、再びPC。2本目はパントから羽田がスィープで打ち込むが惜しくもゴールポストに阻まれ、得点できず。0−1で前半を折り返す。
 雨足がさらに強まる中、早稲田のセンターパスで後半開始。早稲田ペースで試合が進む。後半5分、スクープパスを受けたM吉川がドリブルで崩し、決定的なラストパスを出すが、押し込むことができずにビッグチャンスを逃す。後半7分には早稲田が三本目のPCを獲得。Q石尾がプッシュシュートを放ち、そのこぼれ球を拾って決定機を作るがこれも決めきれない。その後もスクープを多用してそこから吉川、宮田を中心にドリブルで崩したり、E小野田→石尾とつないでGKと1対1のチャンスを作ったりするが、得点に結びつけることができない。早稲田が押し気味に試合を進めるが、結局そのまま得点を奪うことができず、0−1で試合終了。春季リーグは6位という結果に終わった。
 この結果王座出場権を逃し、非常に悔しい春のシーズンとなってしまった。この悔しさを晴らすためには、今一度一人ひとりがホッケーに対する意識を考え直さなければならないだろう。まず、春季リーグの反省をしっかりと行い、その反省点を改善するための明確なビジョンをもち、努力に努力を重ね、忍耐に忍耐を重ね、強化に強化を重ねることが必要だろう。シーズン後半でのチームの成長した姿を期待する。 


女子

早稲田○ 2-1 ●農大  (6/5 東伏見グランド)

春季リーグ戦(今回はトーナメント)の3位決定戦の対戦相手は農大。ここ12年の戦績から見て早稲田が実力的に勝る相手である。
 まずは前半開始早々、早稲田はPCのチャンスを掴むがゴールに結びつかない。その後も試合はやや早稲田ペースで展開するが、農大DFもよく守り中々ゴール前まで攻め上がることはできない。一方農大は時折見せる縦のロングパスで早稲田陣内への攻め見せる。13分、早稲田攻撃の中心選手であるP中道が負傷のため退場となる。直後の15分早稲田はPCのチャンスを掴み、ここでB末森がGKのリバウンドボールをゴールに押し込み待望の先制点をもぎ取る。その後両者決定的なチャンスがないまま28分、農大16ヤードヒットから前線FWへタテパスがつながりそのまま早稲田サークル内へ攻め込む。混戦の中からのシュートがゴールとなり同点となる。そして同点のまま前半終了。
 後半は両者疲れも出てきたためか中盤での攻防が続き、サークル内への攻め込みが見られなくなってきた。そんな中後半34分、早稲田はPCを獲得。しかも相手反則退場となりGKを含む相手DF3名と絶好のチャンス。しかしこのチャンスを決めることができずそのまま後半終了。試合はVゴール形式の延長戦へ。
 延長5分、早稲田PCのチャンス。サインプレーを試みるが惜しくもゴール枠を外し得点できない。その後両者共にPCのチャンスを得るがゴールを割ることができないまま時間が経過していくが、延長終了1分前、ようやく早稲田はD高橋が中盤右サイドからドリブルで農大サークル内へ持ち込み、そのままシュート。これが見事決勝ゴールとなり試合終了。最終戦を勝利で終えることができた。
 この試合、主力選手の負傷退場があったものの何とか勝利しリーグ戦3位を確保することができたが、関東で2位の座を狙うにはまだまだ物足りなさを感じる。次の大学王座決定戦に向けてさらにチームの強化を図り、シーズン前半を締めくくってほしい。