第83回早慶ホッケー定期戦/第17回早慶ホッケー女子定期戦  

平成21年11月23日 慶応日吉グランド 午前9時〜

<試合結果>
OG戦     ○早稲田 3 - 1 ●慶應
OB戦     ●早稲田 2 - 3 ○慶應
高校戦    ○早大学院 2 - 0 ●慶應高校
現役女子戦 ○早稲田 2 - 1 ●慶應
現役男子戦 ●早稲田 1 - 2 ○慶應

■OG戦

 慶應のSP直後から早稲田が攻め込む。4分、2度目のPCのヒットシュート後、押し込み、早稲田が1−0とするが、8分に相手側の最初のPCをヒットで決められ同点とされる。序盤から得点が動く試合展開となる。10分には、早稲田が右サイドからドリブル突破し、ゴール前のフリーの選手がタッチであわせるが惜しくも枠をとらえるかことができず。17分には、右から左へのパスからシュートも枠外へ。チャンスはつくるが決めきれず突き放すことができない。しかし、その直後、左サイドのFHからセンタリングぎみのボールが相手DFに当たりコースがかわり、幸運な1点となる。その後も両者攻め合うが2−1で前半終了。
 後半の入り、8分、左サイドでパスがつながり、ゴール前への打ち込みをタッチで決めリードを2点に広げる。11分には、2度のPC、16分にドリブルシュートのリバウンド後のPC、25分のPCと攻め立てるが得点ならず。リードを開くことはできなかったが若手OGの動きも良く、安定した試合運びで勝利する。

[ 参加OG:益山、吉澤、酒井、堀内、山崎、河合、金本、唄、田澤、吉田、林、山口 ]  ※旧姓で記載


■OB戦

ここ数年、学院生の力を借りるなど、選手がそろわないOBだが、今年は若手の参加者も多く期待できそうな予感。早稲田のSPで開始。出だし左サイドから強烈なリバースパスがつながりPC獲得。しかしこれはゴール右に外す。14分にはサークルインもシュートまでいかない。15分、慶応PCはGKが左手ではじき出す死守。続く16分、攻め込んでのセンタリングのチャンスもタッチできず得点ならず。17分一転攻め込まれ、左サイドからドリブルで割って入られ、リバースシュートされる。キーパーが防ぎ、その後もDFがクリアするなどコンビネーションもいい。20分、右サイドから攻め上がりサークルトップからのリバースシュートはゴール上へ。絶好のチャンスであった。22分、慶応に攻められ右サイドからドリブルで崩されセンタリングを合わせられ失点、0−1とされる。28分にはロングパスが右につながり、またもセンタリングタッチで失点。このまま0−2で前半終了。 
 
後半2分、早稲田の攻撃。正面からドリブルで攻め上がりシュートボールをキーパーに一旦止められるものの、粘って押し込みようやく1点取り返す。反撃開始だ。10分、早稲田の攻撃でゴールへのクロスボールをゴール前に飛び込むがわずかにとどかない。15分も同様の展開でタッチできなかったが、連続して攻め立てる。21分のPCは、一人とばしのサインプレーが見事に決まり、2−2の同点に追いつく。23分、3度のPCを決められず勝ち越すことができない。逆に28分、慶応に右から崩されタッチシュートを決められ2−3。最後は追い詰めながら、後一歩のところで勝利を逃す惜しい試合であった。

[ 参加OB:松本、錦織、滝本、大森、前田、鷲田、内山、野本、宮野 ]

■現役女子戦

序盤は両者互角に攻め上がる展開。10分、早稲田はPCからチャンスを得てP中道がゴールし先制。その後は両チーム共攻め込んではPCを獲得するが、いずれも得点に結びつけることはできず1-0のまま前半を終了。
 
後半の立ち上がり5分、慶応に攻め込まれPCを取られる。2,3度と慶応のPCが続くがいずれもGK寺田の好セーブでゴールを死守。しかし4回目のPCで遂に失点を許し同点となる。この同点で早稲田の闘争心が目覚めたか、徐々に試合は早稲田ペースへ。10分、早稲田はPCを獲得。ここはサインプレーでシュートするが、惜しくもゴール枠を外れチャンスを生かすことができない。続く15分もPCでチャンスを掴むが得点に結びつけることができない。その直後にはI奈良がイエローカードで退場となってしまう。1人少ないものの依然早稲田ペースで慶応陣内へ攻撃を続けるがどうしても点が取れない。ようやく試合終了間近の34分にPCを獲得。シュートのリバウンドをG西村がゴールしようやく勝ち越し、これが決勝点となって試合終了となった。
 
今シーズン課題としていた決定力不足の課題はこの試合でも現れた形だが、まずは最終戦を勝利できて何よりである。

■現役男子戦

今シーズンのリーグ戦やインカレ等公式戦対慶応戦では早稲田が2勝1分と分があるが、何があるか分からない早慶定期戦。決して気を緩めるわけにはいかない。前半両者PCを獲得しながらも得点には結びつかず時間が経過する。慶応の得意とするPCからのシュートもGK柴田がファインセーブでゴールを死守する。しかし26分、慶応のPCから先制点を許してしまう。一方早稲田も32分に慶応サークル内へ攻め込み、K藤本が混戦から得点し同点とする。ここで前半終了。
 後半は10分にF多和田がイエローカードで退場となる。25分、早稲田が左サイドより攻め上がり、慶応サークルへ。J小川が最後シュートを放つがこれは惜しくもゴール枠を外れ得点ならない。両者ともPCチャンスを掴むが得点できないまま終了間際の33分、早稲田の攻撃中、ボールカットした慶応が前線FWへ縦パス。早稲田陣のコーナー付近に流れたボールをGK柴田が飛び出し慶応FWと1対1となるが、危険行為でイエローカードの反則を取られ、しかもPCとなる。急遽怪我でベンチ入りのGK森川が防具を装着しゴールに入る。しかしこのPCを決められてしまい勝ち越されてしまう。その後すぐに早稲田も攻め始めるが残り時間わずかで試合終了となる。