平成21年度大学秋季リーグ試合結果  

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男子チーム

 ■平成21年度秋季関東リーグ(1部Aプール)

早稲田○ 6−0 ●東大    (9月6日 東伏見グランド)
早稲田○ 3−2 ●慶應   (9月27日 東伏見グランド)
早稲田△ 2−2 △法政   (10月17日 東伏見グランド)
1部Aプール
早稲田
法政
慶應
東大
順位
早稲田
2-2
3-2
6-0
2
法政
2-2
4-0
7-0
1
慶應
2-3
0-4
3-0
3
東大
0-6
0-7
0-3

4

<順位決定戦> 11月8日および28日 ※事情により当初スケジュールが変更となりました

<1-4位順位決定戦>
   早稲田○ 1-1 (PS 4-2) ●東京農大  (11月8日 法政多摩グランド)

<1-2位順位決定戦>
   早稲田 0-4 山梨学院大  (11月28日 法政多摩グランド

 <男子1部リーグ最終結果>
     優勝:山梨学院大 A早稲田大 B法政大 C東京農大 D慶應大  E明治大 F学習院大 G東京大

女子チーム

 ■平成21年度秋季関東リーグ(1部Bプール)

早稲田○ 2−1 ●法政    (9月27日 東伏見グランド)
早稲田○ 7−0 ●学習院   (10月4日 東伏見グランド)
早稲田● 0−1 ○ 駿河台   (10月11日 駿河台大グランド)
1部Bプール
駿河台大
早稲田
法政
学習院
順位
駿河台大
1-0
5-1
6-0
1
早稲田
0-6
2-1
7-0
2
法政
1-5
1-2
4-1
3
学習院
0-6
0-7
1-4

4

<1-4位順位決定戦>
   早稲田● 0−6 ○ 山梨学院大  (10月18日 駿河台大学グランド)

<3-4位順位決定戦>
   早稲田○ 2−1 ● 東京農大  (11月15日 慶応グランド)

 <女子1部リーグ最終結果>
    優勝:山梨学院大 A駿河台大 B早稲田大 C東京農大 D慶應大  E法政大 F学習院大 G東海大
 

試合レポート

男子

早稲田○ 3−2 ●慶応  9/27 東伏見グランド

 秋季リーグの予選Aプール、初戦東大戦には快勝している早稲田だが上位グループに残るためには落とせない慶応との一戦だ。慶應はPCからの攻撃に定評があり、自陣サークル内でのミスをいかに抑えるかがポイントの一つである。
 前半はやや早稲田ペースで試合が進む。10分、慶応が攻め上がりサークル内で早稲田の反則を誘いPCを与えてしまう。ここは集中して守りたかったところだが、これをあっさり決められ先制点を奪われる。しかし15分、早稲田が 慶応陣内左サイドよりセンタリング。これをE崎尾がシュートしGKが弾いたところをJ小川がゴールして同点となる。その後は両者得点できずに前半終了。
 後半3分、早稲田は右サイドからサークル内へ打ち込んだボールをうまくゴールに押し込んだが、反則と判定され得点ならず。10分、早稲田の4つのPCで連続攻撃をしかけるが 慶応DFの必至の守備で得点できない。15分、慶応選手のラフプレーでG坂田主将が負傷交替のアクシデント(慶応選手はイエローカードで退場)。20分、早稲田の攻撃から 慶応がカウンターで攻め上がる。早稲田も一旦反則で止めるが、早いリスタートに対応できずゴールを奪われ再びリードされる。25分、早稲田は右サイドから攻め上がり、P山本のパスにM吉川が合わせゴール同点。その後早稲田の3連続PCなどの責め続けるが得点を奪うことができない。このまま引分けで終了と思われた残り1分、早稲田陣内へ攻め上がった慶応選手のボールを奪い前線のFWQ石尾へパス。これが見事つながり、そのまま石尾が相手GK11となったがうまくゴールに押し込み劇的な逆転となった。
 慶応大学との対戦ではなかなか楽に勝たせてもらえない試合が続くが、春季リーグを制した終盤の粘り強さは健在だ。次回は強豪法政大学との対戦だが、この粘り強さを発揮すれば勝利できるはずだ。

早稲田△ 2−2 △法政  10/17 東伏見グランド

法政大学は、実力は拮抗しているもののこの5年間早稲田が白星を上げることができていないチームだ。5年ぶりの白星をあげ来週のインカレに向けて勢いづきたいところ。
 序盤は両者ほぼ互角のボール支配率で試合は進む。ただ攻撃において法政が最後シュートまで達するのに対し、早稲田は相手サークル付近まで攻め上がるがシュートチャンスまで持っていくことができない。開始早々の
3分、法政FWが中盤からの縦パスを受けて攻め上がり、サークルトップよりリバースシュートを放つが、ここはGK柴田が素早く反応しセーブする。10分、法政がカウンターで素早く攻め上がり、中盤から前線のFWへパスしてそのままサークルへドリブル。早稲田DFが追い切れずそのままフリーでサークル内に持ち込まれるが、なんとか早稲田DFが食い止める。一方13分、早稲田が攻め上がり、L吉田が相手の反則をうまく誘いPCを獲得。しかしこのチャンスはシュートがわずかにゴール枠を外れゴールできない。20分、法政にPCからゴールを決められ先制点を奪われる。27分、早稲田の攻撃から法政がボールをカットしてカウンターで攻め上がり、DFの選手からスクープで前線FWへパス。そのまま早稲田DFをかわしフリーでサークル内に持ち込みシュートするが、ゴールポストに当たり早稲田は難を逃れる。このまま前半が終了。
 後半も同じような展開が続き、何本か法政にシュートを打たれるが早稲田がこれを守り両者とも得点できずに時間が経過する。20分、早稲田はA金内が反則でイエローカードによる退場となりピンチを迎える。しかしここで早稲田は得点する。22分、早稲田が攻め上がり、H大橋がサークル左より切り込み、相手DFを引きつけておいてゴール前へパス。無人のゴール前にいた吉川がこれを冷静に決めて同点とする。しかし26分には法政が速いドリブルから早稲田陣内に攻め込み、サークルトップからシュートを打たれ失点。再び突き放される。その直後の27分、今度は早稲田がPCを獲得。サインプレーでシュートするが惜しくもゴール枠を外れてしまう。29分、早稲田の攻撃で右サイドからI吉田が巧みなドリブルでサークル内へ持ち込み相手DFをかわしゴール前のQ石尾へパス。石尾がこれを決めて再び同点とする。試合修了直前、早稲田は連続攻撃を展開。33分にはPCのチャンスとなるが、これはゴールに結びつかない。結局このまま引分けで試合終了となった。
 先制されたものの、その後に追い付く展開は優勝した春リーグ同様粘り強さが着実に身についている証拠だ。予選リーグ(プール)は1位は逃したものの1-4位決定戦への進出となる。気を引き締めて春秋連覇に向けた好ゲームを期待する。

早稲田○ 1−1 (PS 4-2) ●農大  11/8 法政グランド

秋季リーグ準決勝の相手は、東日本インカレで敗れた東農大だ。東農大の主力3名は全日本の遠征で不在中。一方、早稲田側も風邪等で全員そろわない苦しい状況であった。悲願の春秋連覇のためにも絶対に勝たなければならない一戦は東農大のSPで開始された。開始4分。早稲田は中盤から右へと展開し、ゴール前にいいボールが入り、タッチシュートが決まったかに見えたが、反則がありノーゴール。その後も右サイドから、2度3度とサークルインするがPCもとることができない。開始早々から攻め込み、調子がいいように思えたが、その後しっかり引いて守る相手に攻めあぐね、法政戦の時のようなスピードに乗った球回しによる攻撃ができない。12分に左サイドのFHからつながれ、ゴール正面より強烈なリバースシュートを打たれるが幸運にも枠を外れる。ヒヤッとする場面であった。その4分後、農大が右サイドからセンタリング、トップの選手にトラップ1発で体を入れ替えられ、ゴール右下を破られ1点を奪われる。その後、早稲田もPCをとるが、リバウンドを決めきれず得点に結びつかない。一方農大のPCではリバウンドをGK森川(1年)が攻守する。攻め返し、30分に得たPCをゴール前にヒットで打ち込み、藤本(3年)が飛び込みタッチであわせ、ようやく追いつく。動きがよくない中で同点にできたことは大きかった。
 後半は、開始から動きもよくなる。6分にセンタリングを合わせきれず、10分にゴール正面より強烈なリバースシュートを打つもゴール上に外してしまう。大きなチャンスであった。
さらに21分、正面のFHからの見事のスルーパスに飛び込むが、あと少しのところでまたもタッチできない。2分後、農大は単独ドリブルで持ち込み、ゴール正面からフリーでシュートを打つが、またも枠外へ。その後連続して農大にPCをとられるが何とかしのぐ。残り1分、早稲田がチャンスを作り、正面からシュートを放つが左に外す。結局1-1のまま延長戦へ。
 延長前半残り時間わずかになり、単独ドリブルから危ない場面を迎えるが、シュート前のホーンに救われる。あと数十秒あればどうなっていたかわからない。
延長後半はなんと早稲田はイエローカードをもらい残りの4分を10人で戦わないといけなくなる。相手のタッチシュートにひやりとさせられる場面があり、その後も攻め込まれる。相手PC時に試合終了のホーンが鳴り、絶体絶命のピンチを迎える。このまま敗れ去ってしまうのか。延長前の小田監督の檄の「勝ちたいと思ったチームが勝つ」を選手たちはどう受け止めたのか。1本目を何とかしのぐが、反則で再びPC。結局4本目をクリアして、PS戦となる。農大の1人目。キーパー森川、コースを読み切るが押し込まれるもいい反応をしている。農大2人目はそのプレッシャーを受けたのか、左枠外にはずし、3人目もコースを読み切りストップ。早稲田は4人連続で成功し4−2で勝利。小田監督の思いを受け取った選手たちの勝利で決勝戦に進出。今シーズンも残り2試合。決勝の相手は願ってもない山梨学院大学。23日の早慶戦に勝利し、インカレのリベンジを果たし、春秋連覇という最高の形で締めくくってもらいたい。 (S59年卒 坂田さんレポート)

早稲田● 0-4 ○山梨学院大  11/28 法政グランド

当初のリーグ戦スケジュールが変更となり、早慶定期戦も終え今シーズンの最終試合となったこの日の試合は、山梨学院大との秋季リーグ決勝戦となる。早慶戦に惜しくも敗れたこともあり最後はリーグ優勝、それも春秋連覇を成し遂げ是非とも有終の美を飾りたいところだ。
 序盤は両者互角の戦いで、互いに攻め上がるもののなかなか得点には結びつかない。9分、山梨学院にPCを取られるが、これはシュートがゴールバーに当たり失点を免れる。直後、早稲田が右サイドよりパスとドリブルで攻め上がる。トップスピードで持ち込んだM吉川がサークルトップからシュート。しかし惜しくもGKに弾かれゴールにならず。13分、山梨学院に左サイドからサークル内へボールを持ち込まれリバースヒットでシュートされるが、A金内がうまくブロックする。その後膠着状態がしばらく続くが前半残り10分頃からやや山梨学院のペースとなっていく。28分、山梨学院にPCから先制点を奪われる。その後も山梨学院の攻撃が続く。32分、山梨学院のPCを含む連続攻撃で再び失点。0-2で前半を折り返す。
 後半は気持ちを入れ替えてまず1点を返したいところだが、早々4分、早稲田陣25ヤードから山梨学院にゴール前へ撃ち込まれたボールを、相手FWにうまくタッチされゴールされる。その後も山梨学院の攻撃は続く。早稲田も時折反撃をみせるがPCを含め決定的なチャンスまで結びつけることができない。7分、23分、29分と山梨学院によるPCのピンチもうまく失点を免れてきたが31分にはPCからボールを回され4点目を奪われる。そして試合終了。結局1点どころか1本のPCも取れずに終わってしまった。
 最終戦としては早稲田らしいホッケーが十分できずうまく波に乗れなくて残念であった。しかし他強豪校と比べ戦力面で劣る状況の中、春季リーグ優勝、秋季リーグも準優勝という結果は素直に評価できるものだ。来年の新チーム体制の下でも今年の精神面の強さを受け継ぎ、今年以上の成績を上げてほしい。

女子

早稲田○ 2−1 ●法政  9/27 東伏見グランド

 秋季リーグの初戦は春季リーグに4-0で勝利しているものの最近力をつけてきている法政大学だ。早稲田は中心選手のI奈良が負傷欠場となっておりチームの総合力が問われる一戦となる。
 前半は早稲田らしい攻撃ができず、決定的なチャンスに至らない歯がゆい展開となった。逆に15分、法政にPCからゴールを奪われ先制点を許してしまい、01のまま前半を折り返す。
 後半は体力面の差が出たのか、やや法政の選手の動きが鈍くなり徐々に早稲田のペースとなる。得意の右サイドから攻撃が見られるようになり法政陣内でのプレーが続く。15分、中央の突破から相手サークル内へ攻め上がり、混戦からL田中がゴールに押し込みようやく同点とする。続く20分、早稲田はPCを獲得。相手反則による2回目のPCでN高城がゴールを決めようやく勝ち越し。しかしその後も得点のチャンスはあったが得点することはできず終了となる。勝利はしたものの課題の残る一戦であった。
 次週は学習院大との対戦でもう少し楽な試合展開が予想されるが、
3戦目の駿河台大との決選を見据え、今回の反省点を基に万全の体制で臨んでほしい。

早稲田● 0-1 ○駿河台  10/11 駿河台グランド

早稲田● 0-6 ○山梨学院  10/18 慶応日吉グランド

 対戦相手は日本リーグへ参戦し、関東大学リーグでは圧倒的強さを見せつける山梨学院大だ。強豪相手に早稲田が春以降どこまで成長したか、インカレを前にして自分たちの実力を試す絶好の機会となる。
 前半は予想通り山梨学院のペースで展開となるが、早稲田DFの粘り強い守備とGK寺田の再三の好プレーで両者無得点のまま試合が進む。早稲田も時折山梨学院の攻撃からボールをカットしうまくパスを繋いで相手サークルまで攻め上がりシュートする場面もあった。しかし山梨学院の固いDFにより容易にゴールを割ることはできない。23分、早稲田陣内左コーナー付近から山梨学院がセンタリング、ゴール前の混戦を決められ先制点を奪われる。直後の25分、山梨学院にPCを取られる。2度目のPCで決められ失点。立て続けに2点を許してしまう。このまま前半終了
 後半になると体力面の差が表れ早稲田の動きが鈍くなり、徐々に山梨学院の一方的な展開となる。3分、山梨学院のPCからゴールを決められ失点。その後も再三の山梨学院の攻撃でシュートを受けるがGK寺田がなんとかゴールを守りきり追加失点を許さない。しかし試合も終盤に差し掛かる24分、早稲田が攻め上がったところを山梨学院にボールカットされ、そのままカウンターで攻め込まれ失点。その後25分と32分にPCから失点を許し0-6でゲーム終了となった。
 0-6の展開は決して褒められる内容ではないが、攻守において早稲田らしい展開も時折見ることができ、昨年までより山梨学院大との実力差は縮まってきているように思える。この試合で自分たちの弱い部分を再認識し、対策を練った上で今期残りの試合に臨んでくれるであろう。