第82回早慶ホッケー定期戦/第16回早慶ホッケー女子定期戦 

平成20年11月23日 早大東伏見グランド 午前9時〜

<試合結果>
OG戦     ○早稲田 2 - 0 ●慶應
OB戦     ●早稲田 3 - 5 ○慶應
現役女子戦 ○早稲田 4 - 1 ●慶應
現役男子戦 ○早稲田 3 - 1 ●慶應


11月後半3連休の中日、東伏見グラウンドで男子第82回、女子第16回早慶ホッケー定期戦が行われました。昨年の早慶戦は大学男女とも快勝したものの、今シーズンは男女共順風満帆とは行かない状況でした。今年最後となるこの早慶戦では、そうした鬱憤を晴らすかのごとく男女とも気合い十分で対戦し、卒業する4年生を勝利で送り出すことができました。

■現役女子戦 (13:30開始)

女子戦は前半は早大が7:3でゲームを支配するも、なかなか決定機を作れず0対0で終了。ゲームは後半から動きだし、42分にPCから早大が先取点を奪う。早大は立て続けに45分Q奈良からJ井上に見事なスルーパスが決まり、井上がキーパーと1対1になる。井上がキーパーを抜いたところでGKが足を引っ掛けPS。これを主将I山口が冷静(?)に決め、2対0と差を広げる。勢いの止まらない早大は50分反転速攻からG西村がGKを冷静にかわしてシュート。あっと言う間に3対0とする。その後55分に1点を返されるものの、早大もH狐塚が相手エースIを完全に抜き去りセンタリングするなど決定的なチャンスを作り出す。62分にはPCのシュートを相手GKが弾いたところをE野澤が角度の無いところから決め、再び3点差のセーフティーリードに持ち込む。最終的に4対1でタイムアップ。早大の勝利で終る。全試合を通じて早大がペースを握っており、点差以上の試合内容だったと感じた。控えもいないような苦しいチーム情況の中、たった一人でここまでまとめあげた山口主将のキャプテンシーに敬意を表したい。来年は現在のチームから一人が抜けるだけで優秀な新人が多数入ってくることから、さらなるチームの飛躍を期待したい。キョン、お疲れ様でした!

■現役男子戦 (15:00開始)

引き続き行われたメーンイベントである男子戦は前週の関東リーグ順位決定戦で法政に大敗した早大(4位)と明治に競り勝った慶応(5位)では慶応に勢いがあると思われ、苦戦が予想されたが、女子の快勝の流れを受け継いだ早大が前半から着々加点する。まず6分に取得した2本目のPCをバリエーションからI吉田が得意の左45度からプッシュで突き刺し先取点を奪う。その後は膠着状態になったがQ石尾がフリーでシュートを放つなど早大ペースでゲームは進む。迎えた32分、サークル内の混戦からO福井が浮き球をボレーシュートし2対0とする。早大はさらに34分、PCをK藤本がストレートで豪快に決め、前半を3対0で折り返す絶好の展開となる。後半が始まり40分、慶応がチャンスを作るも、シュートが弱く、GK@柴田がクリアする。慶応はさらに50分PCのチャンスを迎えるが代わったGKN宮野がいきなりのファインプレーで失点を許さない。52分早大は藤本→吉田→E崎尾→藤本ときれいにパスが回り、藤本が抜け出すがゴールならず。なんとか一矢を報いたい慶応は55分、相手FWが早大守備陣の一瞬の隙をつき左サイドからサークルに侵入し、ゴール、3対1とするが反撃もここまで、早大はその後も攻勢を続け、そのまま危なげなく勝利を掴んだ。今年のチームは昨年の植田、鷲田兄のような絶対的なエースがおらず、春は苦戦したが、窪田主将の下、よくまとまり、豊富な練習量を自信にして秋は見違えるようによいチームになったと思う。インカレで山梨に接戦を落としたのは悔やまれるが、来年は現一年がもう一皮向けた成長を見せ、ぜひともインカレベスト4の壁を打ち破って欲しい。窪田主将、野本君、宮野君お疲れ様でした。