平成20年度大学春季リーグ試合結果  

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男子チーム

 ■平成20年度春季関東リーグ(1部Bプール)

早稲田● 1−2 ○慶應  (4月13日13:00 東伏見グランド)
早稲田○ 5−2 ●駿河台 (4月27日13:00 東伏見グランド)
早稲田● 1−3 ○農大   (5月 4日13:00 東伏見グランド)
1部Bプール
早稲田
農大
駿河台
慶應
順位
早稲田
1-3
5-2
1-2
3
農大
3-1
5-1
5-1
1
駿河台
2-5
1-5
0-3
4
慶應
2-1
1-5
3-0

2

<5-9位順位決定戦>
    早稲田○ 7−0 ●東京大 (5月18日9:30 慶應グランド)
<5-6位順位決定戦>
    稲田 1−2 法政大 (6月1日11:15 法政グランド)

<男子1部リーグ最終結果>
    優勝:山梨学院大 A明治大 B東京農業大 C慶應大 D法政大  E早稲田大 F駿河台大 G東京大

 

女子チーム

 ■平成20年度春季関東リーグ(1部Aプール)

早稲田○ 1−0 農大   (4月20日13:00 東伏見グランド)
早稲田○ 14−0 ●立教   (5月 4日11:15 東伏見グランド)
早稲田● 0−6 ○山梨学院 (5月11日13:00 東伏見グランド)
1部Aプール
山梨学院
早稲田
農大
立教
順位
山梨学院
6-0
8-0
27-0
1
早稲田
0-6
1-0
14-0
2
農大
0-8
0-1
17-0
3
立教
0-27
0-14
0-17

4

<1-4位順位決定戦>
    早稲田 1−2駿河台大 (5月25日13:00 法政多摩グランド)

<3位決定戦>
    早稲田 2−3慶應 (6月8日13:00 慶應グランド)

<女子1部リーグ最終結果>
    優勝:山梨学院大 A駿河台大 B慶應大 C早稲田大 D法政大 E東京農業大 F学習院大 G立教大

試合レポート

男子

早稲田● 1−2 ○慶應  4/13 東伏見グランド

関東学生ホッケー春季リーグ緒戦対慶応義塾大学は小雨のパラつく肌寒いコンディションの中、13時に開始された。昨季関東リーグ準優勝の早大と入れ替え戦で辛くも一部残留を果たした慶大とでは昨秋の早慶戦で6対0と完勝していることからもよもや取りこぼすことはないと思われ、応援スタンドもリラックスして観戦していた。予想通りゲーム開始当初から早大ペースで進み、開始5分でPCを取る等、楽勝を予想させるスタートだった。しかしながら慶大の粘り強い守備もあり、次第に前線でパスがつながらなくなり、リズムが悪くなり始めたと思った17分PCを取られ慶大Gにズドンと決められる。その後はまったく互角の展開となる中、29分にPCからK藤本がシュートするもゴール左に外れる。前半は1点ビハインドのまま終了するかと思われた34分、オーバーラップしたL野本が突破しLCを取得。そのLCからゴール前に通ったボールをJ小川が見事なタッチシュートで合わせ1対1の同点に追いつく。終了間際の同点ゴールに応援席も後半の逆転劇を予想してムードが盛り上がる。 後半も開始から互角の展開で開始早々慶大に攻め込まれるが早大もI吉田がタッチシュート(ゴール上方に外れる)を放つなど拮抗した流れの中、42分H大橋がバックタックルの反則で一時退場になると一気に慶大のリズムになり、45分、47分と決定的なピンチを迎えるが@GK柴田がファインセーブを連発し辛くもしのぐ状況が続く。早大も48分D鷲田→吉田→藤本とようやくパスがつながり、流れるような攻撃から藤本がシュートするもゴール左に惜しくも外れる。49分には小川が得意のタッチシュートを狙うもこれもゴール左に外れる。62分にも野本がオーバーラップしてシュートするも外れ、膠着した流れを破れない展開が続く。反対に慶大は64分PCを取得。ゴール右上に強烈なフリッカーシュートを放つもGK柴田がまたもやファインプレーではじき出す。そして残り時間も少なくなった68分サークルエンドからのフリーヒットを慶大に飛び込まれ痛恨の失点を喫する。早大は残り時間を気力を振り絞って攻め、PCを取得するもストップミスで万事休す。あまりにも痛い開幕戦敗北(2対1)を喫した。 試合を見て感じたことはけが人が多く、ベストメンバーが組めず、ほぼ11人で戦った点を割り引いてもチームが若すぎてリズムを失うとなかなか取り戻せないこと、苦しいときにチームを引っ張る選手が少ないことが懸念される。今後駿河台には勝つことが最低条件になるが来る農大戦までに本日の反省を生かして立ち直り、今後に光明が見出だせるよう精進することを選手たちにはお願いしたい。春は秋の本番に向けたステップ(事実去年のチームは秋に別のチームに変身した)とはいえ、勝つことが自信につながることもまた事実、これからの建て直しに期待したい。(S60年卒 小田さんレポート)

         
         
早稲田● 1−3 ○農大  5/4 東伏見グランド

関東学生ホッケー春季リーグ戦一部(予選リーグ)対東京農大戦はG/W最中の5月4日13時から開始された。開始から農大に攻め込まれ、早大は再三のピンチを迎える。3分に早大ゴール前の混戦からのシュートはGK@柴田が好守で防ぐ。さらに7分農大の強烈なタッチシュートが早大ゴールを襲うがバーに当たり、辛くも失点を逃れる。農大の猛攻を防いでいた早大は13分、カウンターからPCを取得するがシュートはゴール右に外れる。農大は直後にカウンター攻撃を仕掛け、PCを取得。これをゴール左に決められ先制点を許す。その後も17分にフリーでリバースシュートを打たれるがゴール上に外れる。早大も18分F坂田がドリブルで農大サークル内に切れ込みセンタリングするが合わない。こう着状態が続いた30分、農大のサークル周辺の粘り強い攻撃からPCを取られ、またも同じコースに決められ2対0と差を広げられる。このままで終了するかと思われた32分、逆襲に転じた早大のゴール前での決定的なチャンスを農大が反則で防ぎPSを得る。これを主将M窪田が冷静に左上スミにきっちり決め、直後の農大のPCも柴田がナイスキーパーで防ぎ前半を2対1とし、後半に望みを託す展開になる。

同点、逆転を期してスタートした後半だが40分、25ヤードからのなんでもない打ち込みを早大バックがゴール前に農大FWがいないと勘違いしてスルー。これを簡単に合わせられ、逆に3対1と差を広げられる。味方同士声を掛け合えばなんでもないプレーが失点につながり、精神的にも負担となる2点差を再度つけられる。47分攻勢をかけた早大はL野本がゴール前に打ち込み、J小川がジャストミートするが農大GKの好守に阻まれる。その後はPCもなく、中盤でのつぶし合いが続き、いたずらに時間が過ぎていく。終了間際に早大が得たPCもトラップミスで特点ならず。3対1で試合終了。慶応が駿河台に勝ったため、早大は5-8位決定戦に回ることになった。

試合を見た感想としては農大と早大の差は現時点では得点差どおりと思われた。守備は4バックを敷いていたこともあり、PCも3本しか取られず大きな破綻はなかったが中盤でパスがつながらず、サークルにもなかなか入れず得点の予感がしなかった。昨年は突破力のある植田、鷲田兄に吉田、崎尾、藤本らがよく絡み合い、バラエティー豊かな攻撃パターンで見ていても面白かったが今年は唯一突破力のある吉田が中盤で孤立し、チャンスすら作れない展開が続き、この状況は今後なんとしても打開する必要がある。一年生の2トップに多くを望むのは酷だが、先に述べた崎尾、藤本の両選手はコンディションを上げていく必要があると感じた。さらにFH等の場面では攻守ともに農大が先にポイントに到達しており結果としてピンチを招いたり、チャンスをつぶしたりするケースが再々あり体力面、戦術面での強化が必要であると感じた。但し、本日の試合において少なくとも守備は機能していたのだから、今後はボールを取った後のフォーメーションを整理し、有効な攻撃パターンを見出してほしい。

幸い、王座出場権を賭けた法政大戦まではまだ時間があり、その日までに戦術面を見つめなおし、体力面のコンディションを整え、ぜひとも王座出場権を獲得してほしい。(S60年卒 小田さんレポート)

         
         
         
早稲田● 1−2○法政  6/1 法政グランド

春季リーグ戦の最終戦、この日の法政大との試合は5-6位決定戦である。しかし同時に東西対抗戦の関東5番目の出場校の切符を賭けた重要な試合でもある。
前半はやや法政ペースで始まり、徐々に早稲田も攻め始めほぼ互角の展開となった。13分、法政に攻められる中、自陣サークル左側よりセンタリングを打たれる。混戦の中サークルトップへ流れたこぼれ玉を早稲田DFがトラップミスで大きめに弾いてしまい、それを法政FWにそのままシュートされ失点。
続く18分、中盤から前戦の早稲田FW吉田にパスが渡り、サークルトップまでドリブルで突進、そのままシュートを試みるが、これは相手DFの素早いタックルでシュートできず。しかしこの後も早稲田の攻めは続き、相手陣25ヤード付近からタテパス打つ。これをサークル内でFWがシュート。GWに一旦止められえるが、こぼれ玉を攻めあがっていたDF坂田がゴールし同点とする。 そのまま前半終了。

後半も五分五分のペース始まる。11分、早稲田がPCを獲得するが、これはゴールに結びつかず。さらに15分、早稲田FW小川がフリーで相手サークル内に左側から持ち込むが、相手DFに取られてしまう。18分、再び早稲田がPCを獲得し今度はサインプレーで連係プレーを試みるが、惜しくもシュートボールがゴール枠をはずれ得点にならず。
さらに19分、早稲田がPCを獲得するが、これもチャンスに結びつかず。逆に21分、逆に法政に攻められ混戦からシュートを決められる。後半の中盤の時間帯早稲田がPCを連続して取りながら攻め続けていただけに、この失点は痛かった。結局そのまま試合終了となり、1-2で敗戦となる。

今年の法政はさほど実力があるとは思えず、試合もほぼ互角であったが、決定力の面ではやや法政に分があった。早稲田は残念ながら6位となったが、昨年も春が6位で秋のリーグ戦が2位ということもあり、夏のトレーニングで実力をつけてパワーアップしたチームが期待される。

         
         

女子

早稲田○ 1−0 ●農大  4/13 東伏見グランド

いよいよ女子チームの今シーズン初戦が始まった。相手は昨年初めて勝利した農大。現在両者の実力は拮抗しており、春季リーグの展開を占う上でも絶好の対戦相手であった。前半立ち上がりはほぼ農大のペースで展開した。農大は個人技に優れた数名の選手が上手くボールをコントロールし早稲田陣内へと攻めあがる。一方早稲田は緊張のためかボールを奪っても上手くパスが回らずなかなか攻めに転ずることができない。
12分農大にPCをとられるがこれは点にはならない。
続く15分、自陣サークルトップで早稲田DFのキックによりPCを取られる。これは相手シュートをGK寺田が好セーブで防御する。
さらに20分自陣サークル内の混戦から早稲田DFのアップボールによりPCとなるが、これもなんとかしのぐ。ここまでかなり農大の攻撃が目立っていたが、このころから早稲田の緊張もなくなり徐々に攻め始める。
24分、相手陣内へ攻め込むと、相手サークル右側から早稲田FW狐塚がサークルへドリブルで切り込みPCを獲得する。ここで早稲田はサインプレーでパサーの狐塚に一端パスしてのゴールを狙うがうまくシュートに持ち込めず。
26分、再び農大が攻め上がりPCを獲得するが点には結びつかず。
29分、早稲田が攻め上がり、相手陣25ヤード付近右側からゴール前へクロスボールを打ち込む。これに逆サイドから早稲田FW井上がゴール前に飛び込むが、わずかにボールに届かず点に結びつかない。このままお互い決定シーンがないまま前半を終える。

後半開始後しばらくは両チーム共五分五分の展開がしばらく続く。
10分、ようやく試合が動き始める。まず早稲田が相手サークル内で反則を誘いPCを獲得する。シュートとするがサークル内の混戦で再び相手の反則を誘いPCとなる。こうして3回PCが続くが点には結びつかない。
その後早稲田の攻めは続くが15分PCを獲得する。今回はサインプレーで、ヒッターからゴール左にいるパサーのFW狐塚にパスし、そのまま見事シュートして決める。ようやく先制点を決める。その後25分まで一進一退の展開となるが両チーム共攻め手に欠けゴールには結びつかず。
32分早稲田がPCを獲得するがこれは相手DFにトラップされゴールにならず。このまま試合終了となり早稲田が1-0で農大を下す。

今シーズンの公式戦1試合目となるが、中盤でのボールのパス回しについては少し精度を欠く場面があったように思う。しかしこれは農大にも言える事で個人の技量についてはやや農大の方が上のように思えたが、農大も同様にパス展開についてはあまり機能していなかった。早稲田についてはFWの井上、狐塚の動きが積極的で、味方中盤からのボールを拾ってはチャンスを作っていた。またGK寺田の好セーブも数ある相手チャンスをことごとく阻んでいた。今回リーグ戦デビューとなった1年生だが、大学レベルのスピード、スタミナ、プレーの精度についてまだ十分対応してきれていないようであったが、徐々に慣れてくることと思う。チームとしてはまだまだ改善すべき点はあるが、今後の成長に期待のもてる内容であった。

         
         
         

早稲田● 0−6 ○山梨学院大  5/11 東伏見グランド