平成19年度大学秋季リーグ試合結果
早稲田○ 11−0 ●駿河台大学 (9月 9日14:45 東伏見グランド)早稲田○ 4−1 ●山梨学院 (9月30日14:45 東伏見グランド)
1部Bプール
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山梨学院
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法政
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早稲田
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駿河台
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順位
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山梨学院
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4-1
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1-4
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6-0
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2
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法政
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1-4
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2-1
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2-1
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3
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早稲田
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4-1
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1-2
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11-0
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1
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駿河台
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0-6
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1-2
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0-11
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4
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<1-4位順位決定戦>
早稲田○ 5−3 ●明治 (10月14日12:30 法政グランド)
<優勝決定戦>
早稲田● 2−3 ○山梨学院大 (10月21日14:15 法政グランド)
<男子1部リーグ最終結果>
優勝:山梨学院大 A早稲田大 B東京農業大 C明治大 D法政大 E駿河台大 F慶應大 G学習院大
女子チーム
早稲田○ 4−0 ●学習院 (9月17日14:45 東伏見グランド)
1部Aプール
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山梨学院
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農大
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早稲田
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学習院
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順位
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山梨学院
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7-0
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8-1
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9-0
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1
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農大
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0-7
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1-2
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2-0
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3
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早稲田
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1-8
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2-1
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4-0
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2
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学習院
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0-9
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0-2
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0-4
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4
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<順位決定戦>
早稲田● 2−4○駿河台大学 (11月11日12:30 慶應グランド)
<3位決定戦>
早稲田● 0−0(PS 3-4)○慶應大学 (11月18日12:30 慶應グランド)
試合レポート
男子
秋季関東ホッケーリーグ戦、早稲田対法政の一戦は32℃を超える炎天下の中開始された。開始早々L/CからF波多野がシュートするがゴールを外れる。その後6分に早稲田がP/Cを取るが得点ならず、法政も10分にP/Cを取るがストップミスでチャンスをつぶす。17分にE崎尾が危険なプレーにより退場するが、早稲田はプレスディフェンスがうまく機能し、法政にチャンスを与えない、早稲田は主将O植田の鋭い切れ込みから何度かチャンスを作るがなかなか得点に結びつかない。守備陣も健闘し、30分のP/C、34分のF/SもM窪田が体を張って守りきり、前半は0対0で終了。 前半は上述のとおり、早稲田が終始法政にプレッシャーをかけ続け、危なげない試合運びで後半に期待を抱かせた。
後半も早稲田ペースは続き、13分にゴール前でI吉田→K藤本→D鷲田兄とパスがつながり鷲田が抜け出すがGKに止められる。そして16分P/Cから植田→吉田と回し、吉田がプッシュシュート。これが見事にゴール左上に決まり、早稲田が1点を先制する。 しかしこれで目を覚ました法政が怒涛の反撃を開始する。早稲田も体を張って守るが、P/Cを連続して取られ、ついに27分、後半4本目のP/Cのリバウンドを叩かれ、同点にされる。その後も勢いを得た法政の攻撃は続き、32分左からのセンターリングをどんぴしゃのタイミングでタッチシュートされ、万事休す。久しぶりの法政からの勝ち星はお預けとなった。 60分までは良い試合運びをしていたが、残りの10分で疲れてプレスが弱くなったのと、守りきろうとしてバックラインがずるずる後退したことが敗因と思われる。自分たちよりも強い相手に対しては最後まで攻める姿勢を持ちつづけないと、最終的に追いつき、追い越されてしまうというパターンにはまってしまったのが悔やまれる。 この試合を観戦して、春よりもチームとしての力は格段にアップしていると感じた。反面、個人のスキル、走力は法政に比べ、いまだ劣っており、インカレベスト4のためには個人個人が今一歩進化する必要性を強く感じた。勝てる可能性のあるチームに近づきつつあるのでインカレまで後1ヶ月半、もう一段強いチームを目指し、練習に集中してほしい。
関東学生リーグ戦、対山梨学院大戦は先々週の炎天下の法政大戦と打って変わって、篠つく雨の肌寒いコンディションの中、ゲームが開始された。前日から降り続いている雨のため、両サイドライン際に水がたまり、強いボールもライン際で勢いを失いなかなかゲームが切れない悪コンディションに、昨年の同時期大敗を喫した法政大戦が思い起こされ、悪夢がよみがえらないことを祈った。法政に2対1で逆転負けし、上位グループに進出するためには後がない早大は悪コンディションの中、気合十分でゲームに臨み、開始早々の山梨のPCも一番機がバリエーションを良く読んでストップし、徐々に早稲田ペースに引きずり込む。その後も果敢なプレスディフェンスでボールを奪い、雨中の戦いの常套手段であるスクープを多用して敵陣に攻め込んだ早稲田は10分過ぎ、カウンターからI吉田がドリブルでサークル内に侵入し、リバースシュート。これが右サイドボードを直撃する見事なシュートで、早大が先制する。勢いに乗る早大は15分D鷲田兄が右サイドからサークル内に突進し、PCを獲得。これをバリエーション崩れのラッキーゴールながらもO植田が決め、リードを2点に広げる。早稲田は前線からのプレスとボールを両サイドライン際で動かし、山梨に中央から突破する機会を減らすという作戦がうまく機能し、その後もゲームを互角以上に進める。そして30分、ゴール前の混戦からPSを取得、これを吉田が左上隅に突き刺し、前半を3点リードで折り返す。応援席にも番狂わせの期待が高まるが、過去にも苦い逆転負けを喫した多数のゲームが頭をよぎり、手放しで喜べない中、後半が始まる。
後半開始早々取得したPCを植田のフェイントから吉田、ハットトリックを達成するとともに応援席の不安を一掃する貴重なゴールをあげる。4対0となった以降、山梨も捨て身で反撃に出るが監督がベンチ入りできない状況もあり、選手交代も思うようにいかず、なかなか反撃の糸口がつかめない。後半だけで7本のPCを取られるが@GK柴田が大当たりでファインセーブを連発し、M窪田、B坂田も安定した守備を見せ、失点を予感させない。終了間際にPCから1点を返されるが、終わってみれば全く危なげのない完勝だった。
勝因としては上述のプレスが最後まで機能したこと、戦術の意思統一ができていたことが挙げられるが、それよりもなにより選手の勝ちたい、トイメンに負けないという気持ちが山梨を上回り、勝利の女神が微笑んだものと思われる。駿河台、法政、山梨と戦ってきて、ここに来てチーム力の飛躍的な向上を感じる。この後も本日の勝利に慢心することなく、チーム及び個々の力を上積みし、けが人を出さないよう練習に集中し、リーグ戦及びインカレでの吉報を期待したい。
秋季関東学生リーグ順位決定戦準決勝、早大対明大はやや肌寒いコンディションの中、開始された。序盤は両チームとも慎重なスタートでお互いの手の内を探るような展開が続く。試合が動いたのは12分、早大ボールをカウンター気味に奪った明大主将Gがドリブルでサークル内に切れ込み、ゴール右の角度のないところからシュート。これが見事に左上隅に決まり、明治が先制する。しかし早大は直後に猛攻をしかけ、PCを4連続で取る。そして4本目をI吉田が左からプッシュシュートし、GKがはじいたリバウンドをK藤本が詰め、リバースで叩きすぐに同点に追いつく。その後も17分主将O植田から吉田にタテパスが通るも相手GKの好守に阻まれる。中盤過ぎからやや明治優勢に進むが23分のカウンターからのピンチもM窪田が冷静な読みで対処し、失点を防ぐ。32分、早大は左サイドのエンドラインからサークル内に進入し、センタリング。サークルトップでボールを受けた藤本がクリーンシュートで2点目を上げる。そして終了間際の35分、植田からタテパスを受けた藤本がサークル内右からシュート性のセンタリング。これを左ポストに詰めていたF波多野がきっちり合わせ理想的な時間帯に追加点が入り前半を3対1で折り返す。
後半出足は早大がプレスをかけるも早々に明治ペースになり、2分、6分、9分、10分と連続してPCを取られ、遂に4本目をバックスがクリアしきれず、反則からPSを取られ3対2とされる。いやな展開になったが12分、D鷲田が相手バックス間のパスをインターセプト、キーパーの動きを冷静に読んでかわしクリーンシュートを決め、差を2点に戻す。15分、明治にPCのシュートが一番機に当たったリバウンドを叩き込まれ、4対3と再び一点差に追いすがられる。その後明治が勢いに乗って攻め続ける。、19分、22分に連続してPCを取られるが@柴田を中心にバックスが体を張って守りきる。そして33分、中盤で植田から少し浮かせた絶妙のタテパスが藤本に通る。藤本はそのままサークルにドリブルインしセンタリング、これをゴール左サイドで待ち構えたE崎尾が落ち着いて決め、突き放す。最終的に5対3で早大が決勝進出を決めた。山梨学院戦の吉田選手のハットトリックに続き、一年生の藤本が2得点、2アシストの大活躍で勢いのあるチームにはラッキーボーイが現れるという格言がまさに当てはまる試合だった。
しかしながら試合内容は法政、山梨戦に比べると失点のピンチははるかに多く、どちらが勝ってもおかしくない試合だった。プレスが弱かったことと相手が前二戦に比べ、組し易いという心理から受けに回ったことが苦戦の原因だったと思われる。トーナメントは勝利が絶対条件ということから言うとよくやったということだが、このような戦い方をしたら次週の決勝(対山梨学院大)、インカレの天理戦に勝つことは覚束ない。敢えて苦言を呈したが、今年のチームには更に上を目指せる可能性があるからということを選手諸君には理解いただきたい。この試合の反省点を思い起こし、是非久しぶりの関東リーグ、インカレ優勝を目指し、一日でも長くこのチームでプレーできるよう精進してほしい。
尚、準決勝第二試合山梨対農大は両者譲らずPS戦の末、山梨が決勝に進出した。試合を見る限り農大のほうがヒットストップに優れ、チームとしての完成度は高かった気がする。山梨はFWの個人技頼みの攻撃に終始し、決勝は山梨の個人技にいかにチーム全体が対応できるかに勝敗がかかっていると思われる。
関東大学リーグ戦1部リーグにおいて8年振りの優勝かけた決戦となった。相手は順当に勝ちあがってきた強豪山梨学院大だ。予選リーグでは予想に反して4-1と快勝した相手だが、ホームグランド(東伏見グランド)における雨天ゲームとやや特殊な条件下であった。今回は前回の勝利は忘れ、心を新たに挑戦者の姿勢で臨むことが求められている。
ゲーム開始からテンポ良くお互いの攻防が繰り広げられた。まず前半2分、早稲田がPCを獲得するが、これはコールに結びつかず。その後速い展開で今度は山梨学院がPCを獲得。しかしこれもゴールならず。直後の5分、再び早稲田がPC獲得するがこれもゴールにならずと、攻防の動きの激しい見ごたえのある展開となった。その後両者五分五分の展開となるが、14分山梨学院の中盤での攻めで、相手のパスを植田選手がうまく相手のパスを読んでインターセプト。そのままドリブルして前線の藤本選手へパス。受けた藤本選手は相手DFをかわしながら25ヤード付近からヒットで相手ゴール前へタテパス。これをゴール前に待ち構えていた鷲田(兄)選手がしっかりトラップし、冷静に相手GKをかわし見事先制ゴール。あざやかな先取点であった。 続く20分、山梨が早稲田自陣左側へ深く攻め込み、サークル付近よりセンタリング。逆サイドに流れたボールを待ち構えていた山梨学院のFWにフリーでシュートを許し決められる。これで同点。しかしこんなことでペースを崩さないのが今年の早稲田の強さだ。その後積極的に攻める。22分今度は相手陣内に攻め込んだ早稲田は相手サークル右側より強烈なセンタリングを放つ。誰も止められないほど強烈なヒットであったが、これをゴール逆サイドをダッシュで上がってきた岬尾選手が見事なタッチシュートを放つ。しかし惜しくもゴールポスト(上部)に弾かれる。見事なシュートで「これが決まっていたら・・・」と思わせるほどで、観客からも思わずため息が出る。
このあたりの時間から徐々にペースは山梨学院の流れになり早稲田は防戦主体となっていく。25分山梨にPCをとられ、これを強烈なヒットシュートで決められ1-2と勝ち越される。その後も山梨の猛攻は続く。30分早稲田陣25ヤード右側エリアから山梨の左側サークルトップの選手へパス。早稲田DFがうまくかわされ強烈なリバースヒットシュートが放たれるが、これはGK柴田選手が見事なセーブで死守する。このまま前半を1-2で終了する。後半も山梨ペースで展開される。まず3分、山梨にPCをとられるがこれはゴールならず。その後早稲田は疲れも出てきたためか山梨のボール回しについて行けなくなりさらに山梨のボール支配率が上がる。早稲田は山梨のパスをインターセプトし攻め上がっても、味方選手が素早くついていけないためパスが出せずシュートまでできない状態が続く。16分、攻め込む山梨は早稲田陣内右側からのLC。これを25ヤード付近まで一旦戻し、一気に逆サイドへサイドチェンジ。さらにワンタッチでコーナー付近のFWへパスし、サークル内へセンタリング。ボールはゴール反対側まで流れ、待っていた山梨FWにゴールされる。攻められる一方の早稲田だが、少ないチャンスを活かして攻めあがる。20分、早稲田PCを獲得。しかしこれは点に結びつかず。その後また山梨に攻められる続けるが30分再び早稲田PCを獲得。今度はサインプレーで直接シュートせず一旦ゴール右側の藤本選手へパスし、そしてこれを冷静に決め見事ゴール。残り5分で2-3と追いすがり最後に粘りを見せる。さらに32分再びPCを獲得し俄然盛り上がる場面であったが、残念ながらこれは得点にはならず。その後は山梨のうまい時間潰しのボールキープで結局そのまま試合終了となる。
今年の春季リーグに比べ早稲田の個々の選手は確実にレベルアップしており、前回の山梨学院戦や先週の明治戦で十分その効果が表れている。しかしこの日の山梨学院はそれを上回る実力であった。またこれまでの早稲田の勝ちゲームでは入部半年が経ち1年生がチームに溶け込み上手く機能している要因があったが、今回特に吉田選手が相手の徹底したマークに押さえこまれていた点も早稲田がうまくペースをつかめなかった原因の一つであったと思う。来週はいよいよインカレが開催。3試合目に天理大との対戦が控えている。既にチームは上昇気流に乗っており、この日のゲームの修正点をクリアすれば好ゲームが期待できるのではないか。
女子
秋季リーグの女子チーム第2戦目、対戦相手は農大。1部Aプール強豪山梨学院大に続く2位を確保し、上位順位決定戦へ出場するための重要な試合である。
両者互角のペースで試合は始まった。昨日までの残暑厳しい天気とはうって変わり、やや蒸し暑いものの曇りで気温も大分下がり集中力を欠かさずにプレーするには絶好のコンディションであった。中盤でのパス回しや、トップへの縦パスも両者共うまく機能しそれぞれの相手陣サークル内までは持ち込んでいく攻防が見られた。しかし最後の決定力には至らず両者無得点のまま時間は経過していく。前半25分、早稲田はPCを獲得。これはシュート時に相手の反則を誘い、再びPCへ。ここはヒッターのシュートが相手GKに当たりこぼれ玉が早稲田選手の前に落ちる。しかしこのリバウンドのチャンスも、シュートボールがうまく農大DFにかわされゴールできず。さらに終了間際、早稲田が農大陣右サイドに攻め込み、そこから強烈なセンタリングを放つ。このボールをサークルトップにいた1年生岡野選手鋭く反応しワンタッチするがうまくヒットせず大きくゴールの枠を外れる。
このまま前半を0-0で終わると誰もが思った終了ホイッスル直前、今度は農大が攻め上がり、早稲田陣サークルトップ左側に持ち込みそのままシュートへ。これを早稲田DFがスティックで防ぐがこぼれたボールがそのままバウンドしながらサークル内右側へセンタリングのような形でこぼれていく。バウンドしていたため早稲田DFもトラップできずに逆サイドで待っていた相手FWがこれをゴールし失点。そしてその直後に前半終了。なんとも後味の悪い前半の終わり方であった。後半開始後も両者互角ながら、前半の勢いで農大がやや押し気味に展開する。早稲田も相手ゴール前まで詰めるが最終的にシュートまで至らずシュート本数では農大優勢であった。後半15分農大が攻め上がり、早稲田陣サークル左側の混戦から一気に逆サイドへパス。これを農大選手がサークルトップ右側でトラップしシュート体制に入るが、このパスを読んでいた早稲田DF唄選手が冷静にタックルで応戦しシュートを阻止する。続く後半20分、早稲田陣サークルトップ左側より相手の強烈なヒットシュートを受けるが、GK寺田選手が好セーブする。その直後今度は早稲田が攻め上がる。農大陣26〜27ヤード中央付近の混戦で相手の反則を誘いフリーヒットを得る。この場面、相手がDFラインを敷く前にクイックスタートを仕掛けゴールに向けて強いボールを放つ。これをサークル内トップ付近にいた早稲田FW山口選手が軽くタッチしコースを変え、ボールは相手ゴールの左隅へ吸い込まれゴール。技ありの見事なシュートであった。同点に追いついた早稲田はこれで勢いづく。
後半30分、農大陣へ攻め上がる早稲田は中盤右側から中央のFW吉田選手へパス。ドリブルでレフトよりに上がりながらレフトサイドライン際に待機していた野澤選手へオープンパス。ここで野澤選手は一気にレフトサイドから相手DFをかわし深くえぐるような形で相手サークルへドリブルする。サークル内の相手DFが近付いてきたところをサークルトップの早稲田山口選手へ絶妙のパス。これを受けた山口選手がシュートするが相手GKの止められる。しかしこぼれ玉を再度押し込みゴール前で混戦、最終的に相手の反則を誘いPSを獲得した。これを山口選手が落ち着いて決め2-1と逆転する。
残り5分を切り、農大も最後の力を振り絞って反撃に出る。後半34分には農大の攻めから早稲田陣サークル内の反則でPCを与え、シュートを打たれるが、なんとかGK、DF一体となってこれを死守し試合終了。実に公式戦での対農大戦初勝利であった。しかも先制された後の逆転勝利だ。チームとしての実力は互角。個人技ではやや農大優勢だが、チームプレーでは早稲田に分があった。早稲田の2得点はいずれも普段練習で行なっているパス回しが起点になっており価値のある勝利であった。次はAプール最終戦の山梨学院戦。今回の試合の様にはプレーさせてもらえないが、このペースを維持したまま強豪に立ち向かっていってほしい。
前半開始直後は両者互角のペースで展開されていくが、やや個人技に勝る駿河台が徐々に6:4でボールを支配していく。10分、駿河台が攻め上がり早稲田サークルトップの混戦から技ありのリバースシュートを受ける。やや当たり損ねのシュートであったが飛んだコースが良く早稲田DFに止められることなくゴールに吸い込まれて失点となる
12分、早稲田FW山口選手が中盤からドリブルで上がり、相手陣25ヤード付近から相手サークル内へタテパスを出すが、これは見方FWのフォローが追いつかずチャンスに結びつかない。
15分、早稲田FW田澤選手がDFからのパスを中盤で受けそのままドリブルで上がる。サークルトップ付近まで上がったところで相手DFの反則を誘いPCを獲得する。しかしこのチャンスもゴールに結びつかず。その後両者共攻め上がるチャンスはあるが、それぞれのDFが踏ん張り得点は入らない。
32分、早稲田が駿河台サークル内まで攻め上がりシュート体制に入ったところで、相手DFにボールを取られ一気にカウンター攻撃を受ける。駿河台は左サイドのFWにつないで早稲田陣25ヤード付近までパスとドリブルで持ち込む。その後サークルトップ付近でワンツーパスを決め、フリーのFWがヒットでシュート。これを見事に決められ2点目を奪われる。前半残り3分の痛い失点だ。その直後早稲田も1点を取りに果敢に攻めあがる。中盤から左サイドFWに展開し、攻め上がって相手コーナー付近からセンタリングを打つが、ゴール前の味方FWにうまく合わずシュートには結びつかなかった。このまま0-2で前半を終了するが、過去の対戦に比べ攻めるチャンスも多く早稲田らしい展開ができていた。
さて後半、前半の2点リードのことは忘れ気分を入れ替えていきたいところだ。
5分、早稲田FW狐塚選手が右サイド中盤よりドリブルで攻め上がり、相手DFの反則を誘いPCを獲得。これを唄選手がゴール右側にいたFW北島選手にパス、それをワンタッチして見事ゴール。ようやく1点を返す。これで早稲田が活気付き積極的に攻撃を続ける。
10分再び早稲田がPCのチャンスを得るがゴールに結びつけることができなかった。
15分、逆に駿河台にPCをとられこれを決められ1-3となる。これで試合のムードは駿河台になるかと思われた18分、早稲田がPCを獲得。今回も先程の得点と同様サインプレーでゴール右側の田澤選手にパスし、そのままワンタッチでゴールとなる。これで2-3と1点差に追いつき、俄然試合が盛り上がる。
25分、早稲田PCを獲得。フリッカーで強烈なシュートを放つが惜しくもゴール枠をはずれる。さらに終盤32分、攻めあがった早稲田FWはサークルトップ付近でFHを得る。ここで山口選手がゴール前の味方FWに強く打ち込むが、タッチしたボールはゴールのバーを越えてしまい得点に結びつかず。
逆に終了直前の35分、攻め上がってきた駿河台に自陣サークルトップ付近で反則をとられ(これはそのまえに駿河台側に反則があったようにも見えやや不運な判定だった)FHを与える。このピンチに失点しまい2-4となり勝負あった。
そのまま後半終了。序盤は駿河台ペースであったが、前半途中からほぼ互角の戦いになった。早稲田FWの突破力も駿河台大相手に機能していた。これまで格上のイメージが強かった駿河台ではあるが、早稲田が勝利する日もそう遠い先ではないと思う。